錆びないアクセサリー素材として人気のサージカルステンレス。
名前は聞いたことがあってもどんな素材か詳しく知らない方も多いのではないでしょうか。
サージカルステンレスには、錆びにくいだけでなく金属アレルギーが起こりにくいなどさまざまなメリットがあります。
今回はサージカルステンレスの特徴やおすすめのお手入れ方法について紹介していきます。
目次
サージカルステンレスとは
サージカル(医療用の) とステンレス(汚れない・錆びない) を組み合わせて作られた言葉で、一般的に「316L」や「SUS316」などと表記されている金属のことを指します。
名前の通り、医療用のメスやハサミに使用されており、硬度が高いため耐久性があり、キズが付きにくい素材。
その分繊細な加工は難しく、シンプルで上品なデザインのアクセサリーが多いです。
腐食や熱に強く老朽化もしにくいので、長く使うことができますよ。
サージカルステンレスの特徴
つけっぱなしで大丈夫と言われているサージカルステンレス。
次に、皆さんが気になっているサージカルステンレスの持つ主な4つの特徴について詳しく解説していきます。
錆びにくい
サージカルステンレスは酸化に強い素材であるため、錆びにくく変色しにくいという特徴があります。
シルバーや真鍮などの素材を使用しているアクセサリーは、空気や汗による酸化で変色・錆びてしまう可能性も。
そのまま使用し続けると、アレルギー反応や肌に影響が出てしまう危険性があります。
錆びにくいサージカルステンレスなら、汗をかきやすい時や水に濡れる可能性のあるシーンにもおすすめです。
温泉や海、プールなどで着けても錆びにくいのは嬉しいポイントです。
しかし、絶対に錆びないわけではありませんので、お手入れなどは怠らないようにしましょう。
金属アレルギーが出にくい
サージカルステンレスは、金属アレルギーに反応しにくいのも特徴の1つ。
人体に与える影響の少ない素材です。
そもそも金属アレルギーとは、汗や水分などと金属が接触した部分から溶出した金属イオンが、体内のたんぱく質と結合することでアレルギーを引き起こす物質に変化することで起こる反応のこと。
結合しアレルゲンとなったたんぱく質を異物だと判断してしまうため、過剰反応してしまい、かゆみ・腫れ・湿疹・赤くなるなどのアレルギー症状を引き起こします。
サージカルステンレスは、鉄・クロム・ニッケルなどを含む合金であるため、アレルギーを起こしやすい素材も含まれています。
しかし、酸素と結合することで不働態被膜と呼ばれる酸化膜が形成され、金属に直接触れず金属イオンの溶出も防ぐことができるのです。
ただし、金属アレルギーは絶対に起こらないものではありません。
体質や使用・管理状況によってはアレルギー反応が起こる場合もあるため、着用中に肌トラブルが起きた際には、直ちに着用を控えるよう注意しましょう。
キズが付きにくい
サージカルステンレスは硬度が高く、キズが付きにくいことも特徴の1つです。
シルバーなどの柔らかい素材は、繊細なデザインに加工しやすい一方、表面にキズが付きやすく使用感が出てしまうため、毎日の使用にはあまり向いておりません。
一方ステンレスは、圧力による物体の変化から元に戻らなくなる降伏現象が起こらないとされています。
中でもサージカルステンレスは、特別丁寧なお手入れをせずにいても表面にキズが付きにくく、金属らしい輝きを保つことが可能です。
しかし硬度が非常に高いため、手彫り彫刻などの繊細なデザインには向いておらず、型に入れて製造する際にも模様が潰れてしまう可能性があります。
デザイン性の高いアクセサリーを選ぶ際には特に注意することがおすすめです。
安価で手に取りやすい
他の金属製品に比べて安価で手に取りやすい製品が多いことも、サージカルステンレスの特徴です。
人工的に作られた合金であり、貴金属に分類されないためです。
金属アレルギーを起こしにくい素材として挙げられる「K18金やプラチナ、シルバー925」などの貴金属は、アクセサリーに使われる代表的な素材ではありますが、気軽に手に取れる金額でないものがほとんどです。
また、貴金属以外の多くは金属アレルギーを引き起こしやすい素材を使用しているため、慎重に選ぶ必要があります。
その点、サージカルステンレスは、比較的安価でかつアレルギー反応の起こりにくい素材であるため、手に取りやすく人気があるのです。
サージカルステンレスのお手入れ方法
基本的に特別なお手入れは必要ではありません。
しかし、アクセサリーの状態によっては錆びや変色、腐食につながる可能性もあります。
長く使い続けるためにも適度なお手入れを行いましょう。
汗や海水などに触れた後は、錆びや腐食が起きやすくなるため、特に注意が必要です。
メガネ拭きなど研磨剤の入っていない柔らかい布で拭き上げるなどのお手入れがおすすめです。
特に汚れが気になる場合には、石鹸や中性洗剤を薄めた液体などで洗い流してから柔らかい布で拭きあげます。
使用後に毎回軽く拭きあげるだけでも、持ちが良くなりますよ。
おすすめのサージカルステンレス商品の紹介
ピアス
Hinged Thin Hoop Pierce[Stainless]
普段使いに最適なサージカルステンレスのヒンジシンフープピアス。
細身のシンプルなデザインのピアスで、普段使いやイヤーカフとの重ね付けにも最適です。
Minimal Hoop Pierce[Stainless]
極限まで無駄を省いたシンプルなフープピアス。
限りなくシンプルに仕上げたピアスは程よい太さがラグジュアリーな印象で、上品に耳元を飾ってくれます。
ネックレス
金属アレルギー対応のシンプルなイニシャルネックレス。
異なるイニシャル同士の重ね付けも可愛く付けていただけますし、シンプルなデザインのネックレスとの重ね付けもおすすめです。
Simple Narrow Necklace[Stainless]
重ねつけに便利なシンプルナローネックレス。
シンプルなデザインになっておりますので、服装を選ばす付けていただけますし、他のネックレスとの重ね付けにも最適なネックレスです。
Petal Chain Necklace[Stainless]
重ねつけに便利なペタルチェーンネックレス。
上品な輝きがあるネックレスで、女性らしい印象になるネックレスです。
首元が開いたデザインの服装との相性がバッチリです。
ブレスレット
Marina Chain Bracelet[Stainless]
存在感のあるクラシックなマリーナチェーンブレスレット。
程よいゴツさが手元を華やかに飾ってくれます。
Petal Chain Bracelet[Stainless]
重ねつけに便利なペタルチェーンブレスレット。
単体でももちろん使える上品で洗練された雰囲気で、女性らしい印象を与えてくれます。
Simple Narrow Bracelet[Stainless]
重ねつけに便利なシンプルナローブレスレット。
シンプルで定番のデザインなので、どんなシーンでも着用いただけます。
まとめ
サージカルステンレスは、比較的安価で錆びにくいだけでなく、キズが付きにくくアレルギーも起こしにくい素材です。
どれもお手入れや使用状況によって絶対に起こらないとは言えませんが、取り扱いやすい素材であることに変わりはありません。
お手入れも簡単で扱いやすいサージカルステンレスのアクセサリー、ぜひ一度使ってみてはいかがでしょうか。
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